なんでもANAの障害の原因もそれだったという話で。
で、実際の報道されたり直面したりするのが失敗事例だからってのはあるかもしれないけど、「動かないコンピューター」とかを読んでいてもDBのフェイルオーバーに失敗して云々という事例の多いこと。
単にDBMSだけのせいじゃないって話ではあるんだろうけど、高い金を払って高可用性システムを作った挙句その高い費用の効果が出ませんでしたって話を聞くと既存の高可用性の仕組みのボッタクリ度って酷いんじゃないのって思ったりもしますよ。ライセンスも高いけどエンジニア費も高いのでそんなに上手く行かない可能性が高いと困るわけで。
メインフレームなんかはTKO失敗したって話はそんなに聞かないし(そっち側における僕の経験値の問題かもしれないけど)、クラウド型も割り切りポイントはっきりしているし、オープンシステムの「100%の可用性」を目指したシステムが一番コストパフォーマンス悪いように思えるんだよなあ。
ところで、「システムは止まるもの」という記事を見たんですが、論旨はまあいいとして、非専門の評論家なる立場の人を責めるのはお門違いというか非専門家がコメントできることは限られているわけで、社会的影響を考えたらどうなの的な話はしてくれたほうがいいんですよ。特にインフラ系のシステムは。こういうのは知識がある人が「だからしょうがない」って考えていると全然ダメで、かと言って知識のない人が「こうすべき」ってのは全然見当違いだし。
けしからんから改善は始まるんじゃないかな(限度はあるけど)