novtanの日常

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リストラをされる45歳以上とは

「面談者の部長から、『今の部署に残りたいというのであれば、どのように貢献できるのか、示せ』と言われた。面談のたびに貢献策を提案したが、部長からは毎回駄目出しを食らった。結局、何を提案しても無駄な抵抗と感じた」(54歳、NEC経理)

早期退職しない限り面接が続き…「45歳以上クビ切り」横行中(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

まあ、なんというかですね。それなりの規模でそれなりの歴史のある会社はみんなこの手の話で苦しんでますよね。なんだったらバブル崩壊後とかITバブル崩壊後にきっちりリストラした会社の方がイキっているみなさんの言うところのまともな会社に近づいていることが多いですよね。一方で、会社はボランティアじゃない、というのも一部違うなーと思っていて、基本的には会社ってのは社会的な使命として、雇用の受け皿になる(大きければ大きいほど、きっちり人を雇って活動することに意義がある)というものを持っていますから、雇った人を簡単に路頭に迷わせるわけにも相応の理由がない限りはいかないんですよね。欧米が、という人は社会保障の差異とかを確認した上で考えること。

で、実際問題、「会社に対する貢献」がもう収益を生まないスキルでしか出来ない人(=貢献できない人)、というのは現実的にはたくさん存在していて、その人達にこれからどうするの?という質問をしたときの反応がまた絶望を生むわけです。絶望の連鎖は厳しい。
会社員としてそんなことを考えなくても生きていけた逃げ切り世代と、荒波に揉まれ世間の泳ぎ方を知っている人がまあまあ多い氷河期以降の世代に挟まれている今45~55歳くらいの人たちが一番つらい。つらいのです。

会社の意向に従って、限定的なスキルだけを身につけ頑張って貢献してきた人ほどお荷物という悲しい現実なのです。会社の意向に逆らって、あるいは従うように見せて裏でスキルを磨いてきた人たちはとっくに転職してもっと良い待遇で仕事をしていたり、経営側に立って逃げ切りモードに入っていたりするわけです。
とはいえ、唯々諾々というだけが問題なのではなくて、やっぱりそういうポジションに置かれる人ってのは能力がそれなりということが多くて、会社の側としてもなんとかこいつらを食わせるための仕事を頑張って取ってきてやろう(その分他のことが多少犠牲になっても)と考えて頑張ってきていたのに、当の本人たちは仕事があるのが当たり前の顔をしている、となると多少腹も立とうものです。何年も前から、そのスキルだけでは仕事がそのうちなくなっちゃうよ?そしたらリストラだよ?と宣言されていても景気が良いときはそんな仕事がなくなるなんて想像は全くできず、9-18時で仕事のことを考えるは会社だけ、会社で考えるのは今やっている仕事のことだけ、という仕事を5年位続けてきた人たちがこれから高い生産性を発揮する貢献策など提示できるわけもなく。

今起きているのはそういう部分はあると思いますよ。

単に人を選ばないリストラ、ということもあるとは思いますが、現場の評価は多分違うんだよね。