novtanの日常

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職場モラルと待遇とデバイスの進化と

だいぶ前に、「仕事に誇りをもたせる研修」の話が話題になって、だいぶ批判されていた気がするんだけど、一方で、公務員の給料がー銀行の給料がーとか言っていた向きが手のひらくるりんしてんじゃないかなー的な「こんな待遇ならモラルが落ちても当然」みたいな話もまあまああって、結局の所みんなどうしたいのよ、思ったものですが。

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この話も例外じゃないんだけど、昔は可視化の度合いが低かったから、結果として問題にならなかったこととか、結果としてバレなかったこととか、問題になった事自体がローカルで片付いたとか、そういう話だっただけだよね。これもテクノロジーに社会がおいていかれていっている一つの大きな問題ではあります。不正をしないインセンティブのある待遇なんて難しい(業種によっては天井知らずでしょう)し、不正をすることによる不都合(一生日陰者、子供がいじめられる、家潰れる、等々)が社会の価値観の変容によって弱まっている(そりゃ一族郎党打ち首獄門なんてなったら滅多なことでは不正に手を染めないわけよ)。

で、問題の範囲も昔とは違うよね。手持ちのデバイスの進化によってカジュアルに問題行為が出来てしまう。よく、銀行のSIの現場でスマホ持ち込み不可みたいな話を人権がないみたいな言い方して批判する人がいるけれども、この手の話を抑止するには物理的にデバイスを制限する以外だとコストも人権(例えば、退出するときに全ファイル覗かれるとかしなきゃいけなくなる)も怪しくなるよね。

こういった問題を待遇で改善するというのは難しい(減らすことはできるかもしれないけど、根絶は出来ない)。もっというと、昔から高給取りの代名詞だった銀行だって不正との戦いの歴史でもあるわけだよね。

こういうことを言うと色々おかしい気もしてくるけど、僕らの持つデバイスってのは「携帯電話という必需品」の皮を被せることで本来必要であった制限をすり抜けるチートを行っている、という現実があるんだよ。最近のスマホってほとんどカメラの機能向上が売りで、実際のところそれに限らず、記録装置(録音もできるし動画も取れる)としての機能がとても強いわけじゃないですか。悪魔のデバイスだよね。

だから、僕たちは携帯・スマホを利用する、ということにもう少しモラルを持たないといけないということではなくて、そこはテクノロジーで解決すべきなんだよねやっぱり。ほら、GT-Rがサーキットに入らいないといろんな制限解除できないって仕組みあったじゃない。あれ的な仕組みをデバイスを作っている側がカジュアルな形で提供しないといけないんじゃないかな本来は。