novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

AI時代におけるシステムエンジニアの価値とは

まだX上ではSIerやSESはダメだとかそんなことないとかで争ってるけど、大変残念なお知らせとしては、コーダーやそれに近いプログラマーの仕事はかなり生成AIに依存することになるだろうし、それで済んでしまうことも増えるんじゃなかろうか、という予想。
でも、本来のシステムエンジニアってのは別に「プログラムを作る人」ではないのだから、本質的には仕事は変わらないはずだし、問い合わせや相談がChatGPTとかに寄っていきそうな気もするけど、最終的な正しさを担保するためには必要な存在であり続けると思うんだよね。ただし、相応のスキルがないとAIのほうがまし、という時代にはすでになってしまっている。マシって言っても10点と20点みたいな感じだけど、これが10点と50点くらいになってくると本当にお金をもらうだけのパフォーマンスとは言えなくなってくるから、ここは戦々恐々としたほうがよいよね。
少なくとも、勉強という意味ではAIに叶うわけないのだから、人間様として出来ることは「素晴らしい洞察」になっていくんじゃないかとは思うのよね。でもこれはとてもむずかしいことだ。

と考えると、もう一つ大事なのは「正しい入力をする役割」なんだけどさ、これって実際にはずっとシステムエンジニアがやってきたことなんだよね。極論するとシステム開発の成否を決めるのは開発局面に対して正しい入力をすることといっても良い。
あと、動けば何でも良い、ではない。未来に渡るリスクを低減させる施策がアーキテクチャに適切に反映されているか、も重要なことだよね。ともすれば「できればいいや」で終わりがちな生成AIでの成果物に持続性があるかどうかはこれから評価されていくんじゃないかと思ったりもする。既存のノーコードツールは言ってみれば規約でものを作っていたわけだけど、生成AIが自由に作るものにルールが適用されないだろうから、正しい入力にはそういったルールが必要になってくるだろう(これはおそらくある程度こなれてくればよさそう)。
まあ少なくとも業務システムにおける本当にコーディングしている(単体テスト含め)期間って全体の3割~4割がせいぜいだと思うし、残りの仕事をどれだけちゃんとやるかが今まで以上に問われてくるってだけではあるよね。もし入力の質ではっきりとした成果物のレベル差が出てくるのであれば、もう少しエンジニアの地位は上がっていいと思うんだけど、そこを突き詰めていくと、実はエンジニアいらないじゃんまで行ってしまうかもしれない。なので、少なくとも業務を熟知していることとそれをシステムに繋げていくことがエンジニアの価値として残していくためには結構なレベルでの活動が必要になってくるんじゃないかとは思うし、そこをできない、やりたくない、で業界から脱落していく人は相応数出てくるんじゃないかなあとは思う。