気に食わない者にクレームを付けることには生産性がないと言ってクレームそのものの存在価値を否定したり、クレームは趣味嗜好の問題だからと言って取り合わなかったりする事自体は別におかしなことではないんだけど、そういった形の対立が生まれてしまったら双方ハッピーになる点を見つけるか、死ぬまで闘うか、世界を切り分けるか等々のある種の解決に向かうしか無いんだとは思うんだよね。
オープンなコミュニティでよくある問題はそれだし、究極的には世界という問題はそれだし、ここに入ったら殺させても文句は言えないアンタッチャブルなゾーンに用意にリーチできるようになってしまった世界の狭さは物理的にも論理的にもここ100年の拡大は文明の進歩度合いとかけ離れてきてしまっているよね。
というわけで、単なる無関心よりは住民一人一人が「他人のことだから気にしない」のではなく「自分の世界の話だから言いたいことは言っておく」という状態にある方が正しい世界だと思うし、その結果として生まれる世論というのはその領域が世界を維持するためにはある程度明確なものが必要ではある。全世界を一つのコミュニティーになどという大胆なことを言い出さないかぎり、どんなマイナーな考えの人たちであれコミュニティーを独自に形成することは可能であるのだから、世論の合わないコミュニティーにあえて入ってくる必要性は無いのだよ。
