novtanの日常

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表現の自由に唯一必要な制限は「ゾーニング」

小池百合子が表現の自由擁護派でコミケ擁護派だ、なんてここ最近の報道やら記事やら見て思う訓練されてないはてなーはココにはいませんよね?
表現について「問題があるものもある」ような類の言葉を発する人が表現の自由をほんとうの意味で擁護するって思うお花畑な人はいませんよね?

で、ゾーニングなんですけど、基本的に成人にとってはゾーニングなんてのは手間の問題にすぎないので、それだけで話が解決するならぜひそれだけに抑えておいて欲しいものです。

そうすると、実質的にゾーニングが機能していない(させるのが難しい)、インターネットにおいて表現の自由はある程度損なわれるかもしれない、ということが実はもう一つの問題で、少なくとも僕らの世代にとってインターネットとは官憲による表現の自由の抑圧から自由になった世界(という幻想)なわけで、あれ、じゃあゾーニングしなきゃってなんだっけ?と思いたくなる部分はたしかにあります。つまり、ゾーニングが出来ないということが実質的な検閲になることはさけなければならない。

で、現実世界のゾーニングに即して考えると、本来的にはゾーニングは「明らかに成人」であることが外見から保証できない以上、自分が成人であることを客観的に証明するものが必要で、かつ、それが特定個人の情報に直ちに紐付かない(来店している以上何らかの手段で紐付いてしまう可能性を否定することは難しいので)、という要件が必要だと思っていて、それを実現するには単純に考えると「写真付き成人証明パス」があればよくて、TASPOじゃんそれみたいな。汎用TASPOがあればいいんでしょ?それにしてもTASPOって表面に名前いらないよな。

で、そういうのが汎用的にウェブでも利用可能なのであれば、少なくとも建前としての「ゾーニング」はわりと簡単に可能なんだよね。自分が何者であるかを証明するが、どこの誰さんであることは提示が要らない、という汎用パスってのが社会インフラとして求められているようなきがするんだけどな。こういうのは公的機関がやらないと意味ないけど。

実のところ、表現の自由をゾーニングで解決できるかっていうと、一部そうじゃない部分があって、それがヘイトスピーチやら誹謗中傷やら反社会的情報やらなんだよね。ただ、これらはある程度は現状の法律で解決できるところもある(事後だが)ので割り切るべきところだとは思う。

ということを踏まえて総合的な話をすると、公に表現をぶっ放すという行為自体は、TPOを守るべき話。んで、そこに挑戦的な行為をしてきた芸術家たちがいることもわかっている。ただ、そういう挑戦事例は法律レベルで客観的にある程度決まっている、そもそもの線引きを変えていく話ではあって、仮にゾーニングされたとしても先ほどまでの話の前提が満たされていれば、成人には影響がないはず、というのが本筋ではある。影響ないというのは今以下にはならないということね。
ここまでの話を「それもまた一つの規制」と捉えるのであれば、そうかもしれない。僕個人としては、こうでなくてはならぬという思いがあるわけではないけど、何かを引き換えにして自由を最大化出来るのであれば、そのほうが良いのではないか、と思っている。