novtanの日常

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映画「ジョーカー」のネタバレ感想に見る社会の袋小路的ななにか

実際のところ、純粋に「バットマンの悪役であるところのジョーカーの映画」と考えたときの見方は銀河暗黒皇帝陛下のエントリに尽きるんだと思う。映画見てないけど。

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また、エンタメとしての需要の仕方は、マシーナリーとも子氏の感想が正しいのではないか。映画見てないけど。

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つまり、こういう雑(ネガティブな評価のつもりはない)な需要の仕方をするべき映画なんだと思う(だから、これまでのコミックにおけるバットマンとジョーカーの関係性をガッツリ追いかけていた人にとっては物足りなくて当然だし、それでもぐぐっとくるポイントが有る)。映画見てないけど。

であるにも関わらずですよ、この映画についての不穏な感想で埋め尽くされているようにも思える。これは、映画のせいじゃなくて、社会がそういうステージにいる結果として映画に無理やり投影されているのではないか、というように思えるんだよね。映画見てないけど。

現状の社会はちょっとしたきっかけで暴発することの連鎖で崩壊する危機を内在しながら、誤魔化し誤魔化しやってきているように見えるし、香港の件だってそういった部分の最も先鋭的な状況に過ぎないと思ったりもする。だからこの映画は実にタイムリーであり、結果的に本来描きたかった(あるいは描くべきだった、なのかな?何しろ映画見てないから)こととかけ離れた部分で共感されているのではないか、とも思える。

はい、人の道を踏み外しちゃいましたね。人生が不幸だからしょうがないよね、ちゃんちゃん、というストーリーをエンタメのネタとしてではなく社会問題として受容する人がたくさんいる社会ってのはやっぱりちょっと病気になっているんじゃないか。希望と絶望を飼いならすことを社会がサボっているとも言える。絶望だけを与えられる人がきっかけを持つと何が起きるかわからん、というのはそういう状況に関わらず普遍だとは思うけれどもね。