novtanの日常

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参院選雑感と「話を聞いてもらえない」感について

ここ2~3年、絶対政治家に対するテロ起きるって言ってきたつもりなんだけど、現実に起きてしまうと若干現実感が浮遊してしまう気分になる。自分で起きるって言ってたのにね。
まあ起きてしまった事自体については起きたなあ…と語彙力が低下する感じの感想になってしまうんだけど、昭和のテロが「話せば分かる」「問答無用!」だったのと同じ空気感なんじゃないかなあ。まあちょっと向きはそれとは違うと思うけど。

政治がうまく行かなくなって起きる最悪の事態ってのは治安の悪化とそれに伴う無法化だよね。無法化にもいろいろあって、無法地帯みたいなものがあったりとか、悪い勢力の縄張りがあったりするようなのはそりゃ昭和のころからずっとあるし、そうは言っても減ってきたと思うんだわ。それより悪い無法化が、政治家が法を守らないこと。あるいは守っているように見えないこと。ここ最近の国会答弁って、疑惑や不正に対しての答弁がごまかしのオンパレードじゃないですか。市民が暴力に訴えないのは公正を期待しているからであって、公正が期待できないと暴力に訴えることを考える人が増えるよね。最近はデモをしたところで話を聞くどころか鼻で笑って無視するわけじゃない。デモそのものの目的は主張を受け入れさせることだけではないんだけど、そもそも「あんなに大勢集まったのにちっとも話を聞く気もない」って態度を取られたらどうすりゃいいと思います?

そういうことの帰結なんだと思う。今の急激な円安にしたって「良い円安だから良いんです」とだけ言われて実際に困っている人たちがいないかのように扱われる、となるとどうすりゃいいんですかね。実際に円安のメリットのほうが大きい、ってなっても困っている人がいるのはわかっているからそこは手を打たないとですね、と言われるのであればわかる。でもそういう言い方しないよね。それは政治としては驕りだよ。

維新が議席増やしたのってどういうことかわかりますかね。あんなんでも彼らは「話を聞いてくれる」人たちとみなされているからですよね(それだけではないと思うけど)。立憲にしても何にしても、どうにもそういう感じがしない。

自民党不支持層において、かつては「選挙行っても何も変わらないし、別に困窮しているわけではない」だったのに「選挙行っても何も変わらないけど困窮している」にシフトしてきているように思えるし、だとしたら、逆恨みであれ、そうでないものであれ、まだこのようなことは起きてしまうのではないかって思ってしまう。

テロは許されることではないけど、現実としてこういうことが起きてしまったことを踏まえて、政治家はもっと人の話を聞くべきなんじゃないかって思う。