novtanの日常

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最近の「アニメの内容を踏まえまくったアニソン」について感想

感想です。

まあ、音楽ってのは必ずしもそれだけで完結しているものとは限らないわけで、古来からオペラにせよなんにせよ、物語と一体になった音楽はたくさんあるし、叙情的なものもあり叙事的なものもあり、とにかく、純粋音楽と言われるカテゴリーのものでなければ大抵は何かを表現するための一つの手段として成立している部分はあると思うんですよね。

その上で、なんだけど、最近のアニソンってなんかオペラの序曲感ありすぎじゃないですか?(オペラの序曲って往々にしてその全体のダイジェスト感や予告編感があるものが多いので)
それはそれで良いと思うんだけどね。例えば、もうだいぶ昔にはなったもののイナバウアーと一緒に流行った(?)「誰も寝てはならぬ」とかもトゥーランドットのあらすじとか知らなくても聞いてられるしまあそもそもあれは日本人が歌詞を聞いていいなあって話じゃないからちょっと違うかなとは思うんだけど。
ただ、昨今の「内容に寄り添いすぎたアニソン」って、構造的なネタバレをしてたりとか、ある程度深読みできてないと歌自体が理解できないとか、そういう問題もあるんじゃないかと思ったりします。その点で言うと髭男とかは楽曲自体の力でねじ伏せてる感はあるけど、YOASOBIはなあ。アイドルの良いところは3文字連続フレーズの連打を使わなかったところです。以上。は冗談としても、曲単体カットで何かできているか、と後に問われることにはなりそう。

それとは別にDTM系の悪癖である「無駄音圧、雑トラック、謎進行、謎GP、謎変拍子」などは音楽ファンが「本当に刺さる音楽」を見つけていく阻害要因にならなければいいなーとは思っていたりはします。神曲のハードル超低い昨今、タダで聞けることによる大量消費ととにかくPV集めたい作り手の需要と供給のマッチみたいなことが起きてるのはちょっと悲しい。いや、いい曲も沢山あるのよ。