未だに配信系流行ってますね。
配信系のどん詰まり感について
全部が全部ではないんだけど、「うっかり最強バレ」系のネタが多すぎる。これは構造的には当たり前で、性格がいいからとかカッコいいから「バズる」は現実感がないからであり、冒険者というネタでうっかりバズるには最強というファクターはどうしても必要なんだよね。そうするとどうなるかっていうと、世界観がなくなる。最強が最強であることを隠せてかつうっかりバレる、という世界に奥行きなんてないわな。ワンパンマン（あれも強さの説明からは逃げている、一発ネタ大風呂敷だからまともな商業ではフォロワーが出づらいよな）のなり損ないなわけよ。そうすると、話のネタはワンパターンにならざるを得ない。最初っから最強なんだから。
配信ネタって、物語的には必然性をもたせるのが難しいネタだよね。配信をしていることによって事件に巻き込まれるとか、ホラーとかサスペンス系の展開くらいしか、必然性のある物語にはし辛い気がしてる。
ただし、序盤は面白いんだよね。序盤は。絶対に完結しない物語になるのが目に見えてるので、触らないのが吉。
長期連載はあまり信用できない
最近いくつか、評価の高い、長期間連載しているものを見ているんだけど、うーん、長期でやってるからと言ってもダメだな。なぜ長期になっているかというと、箱庭遊びになっているからなんだよね。異世界に日本を再構成！みたいな感じ（そういう風にしているわけではないけど結果的にね）。で、そうなっちゃうやつって、序盤にその物語ならではの設定があって、主人公が困難に立ち向かってなにかを成し遂げたりはしてるんだけど、いつの間にか超常的な力を得てしまって、消化試合になるっていうものが多い。無双系ともちょっと違って、敵がいないから転生前の現代知識で社会を変えていくぞーみたいなだけなっていく。もちろん、そこには敵がいたりするんだけど序盤の知恵と勇気で問題を解決していったのと真逆で超常の力で舐めプなわけで、そうなると物語としてももう価値がないので、箱庭ゲームを延々と眺めているだけの時間の無駄になってしまうよね。物語には大なり小なり主人公の根幹に関わる物語が全編を貫いてないとダメなんだと思うわ。
まだ前世（ゲーム）の知識で無双とかいってんの？
大概設定が雑。流石にオセロで大儲けは減ってきた感じはする。もう新しい物語のバリエーションは尽きているのに、キャラにも魅力がない。人格が破綻している主人公や登場人物が多すぎる。流石に見なくなりました。
