うーんと、まあ、今起きているのは可視化のプロセスってだけだとは思うんだよね。とっても悪い言い方をすると、愚民は啓蒙には従わず、利益を与えてくれる（）主に搾取される、ということだけど、これは太古の昔から起こっていることでそれを少しでも減らすために遍く教育するということが行われて来てはいるわけだ。この話って結局は飯と尊厳どっちが大事かというところまで行き着くんだけど、現代社会における幸せってもうどうしようもなく飯の方向に振られているんだよね。飯って言い方を変えると家族な。それをモラルとしての人質に取られているので打倒ブラック企業というのはある程度モラルと尊厳を両立できる層でしか具体的な効果が出ない。教育の成果はテロはやめましょう、ストは社会効率を落とします、だったんだよね。つまり、飼いならされた。
今でこそ車は田舎では必需品だけど、かつての車は都会でのトロフィーだったわけで、大して変わらんよ、とは思ったりする。
養分とか情弱ってのは現代日本の普通の人達だし、正当化も何も昔から金を吸い上げる構図は変わってない（よりダイレクトかつモノが残らない…これはモノそのものの価値が減っているとも言える…になったことと、金の使い方が遠くにいる人にも見えてしまうという違いはある）。これを変革するには現状が完全に破綻するか、人としての尊厳（という偉そうな思想）を取り戻しにかかるか、どちらかしかない。やせ我慢を良しとせず、自己犠牲を悪と断ずる世の中においては後者は難しいのでトランプと自民党には期待しています。
