novtanの日常

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都知事選雑感

選挙にはかならず行くのが信念だとはいえ、近年まれに見る「意味ねえなあこの選挙」という虚しいものではあった。
周囲の人達も「消去法で行くと全員消えるのでそこからが勝負」みたいなことしか言っていないというね。これでは。

president.jp

まあ、こういう記事があって、この記事の論調というか、上から目線はしかし批判されるのも仕方がないことだと思うわけ(僕の批判的なコメントは、これをバランスの取れた記事と評価することに対してであり、全ては賛同できないにしてもここに書かれていることにちょびっと共感してしまう部分があるのは偽らざる本心ではある)。
でも、確かに、消去法だったとしても、小池に投票する人がかなりの割合を占めた、ということは事実であり、別にそれが必ずしも見識がないからではないと思うんだよね。東京に住んでいて、積極的に投票に行くだけの動機を多く持っている人って、給与で生活しているサラリーマンのご家庭、ではないのである。統計をとったわけでもないけれども、都の政策に対するステークホルダってのはやっぱり自営業な人たちが中心なんだと思うんだよね。そういった人にとって、他の候補者の政策というか世迷い言は検討にも値しないわけで、唯一、なにか現実的な話ができる可能性があるとしたら小池を他においてないのである。大上段でドラスティックに変革を求める政策なんてのは今全く求められていない。

つまり、小池が良かったのではなく、小池以外は予選落ちもいいところ、というのが現実的なところであり、小池以外に表を入れた人のそこそこの割合が「それでも圧勝はまずかろう」という意思のもとで投票したのではないか、という風に思ってしまう(事実僕自身もそうだ)。山本一郎曰く「ハズレSSR」との評価はまあ的を得ていると思ってて、ハズレでもRばっかりの他のカードに比べたら使える可能性は0ではない。ただ、使える幅が狭いくせに手元のカードが全部それになってしまうという悲惨な現実と我々が向き合わなければならないことに変わりはないだろうね。