novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

商売人は本音を言うな

口にするのも悍ましい、建前だらけの理念を前に出して商売するしかない、というのがグローバル3.0(適当)時代の商売なわけですよ。
ニッチな商売ほど、特定の価値観に寄り添うことになるからこそ、あえてその価値観について口に出してはならないという社会なんです。

うーん、これ誰も得してないよねえ。分断させているからこそ多様性が成り立っているはずなのに、なぜ分断を恐れるのか。基本的人権を各自の分断されたエリアできちんと守れる(そのためには分断されたエリアが自給自足できることが前提になるのでそこは難しいが、エリア間の割り切られた取引で解決可能ではある)というのが満たされていれば地球社会としての最低限守るべきルールを満たしていると考えてよいのではないかなあ。

インターネットの悪いところは、全てが全世界、ということと言い切ってもいい(まあ闇のインターネット的な話はあるとしてもね)。イマイチ信じちゃいないがメタバースに期待できることがあるとしたら「同時に一箇所にしか存在し得ない」ことによってコミュニケーションコストを物理的に増やせるのではないかということだ。自分の直接的な関心事以外のエリアに自身を置くためには相応のコストを支払わなければならない、というのが健全な社会ではないのかな。郷に入れば郷に従うことを入り口のルールとすることがメタバースで実現可能なのであれば、無軌道にグローバル化してしまったインターネットを制御する一つの解決策になる可能性はある。
まあ、SF人としては通常の人間には耐えられない負荷に適応した新しい存在が複数のエリアに同時多発的に存在して崩壊の引き金を引くことになることを想像してはしまうが。

マスクがツイッターをどういう方向に変えていくかも興味ある。取り返しがつかない発言プラットホームという存在である限り、今以上の何かになることはないからね。

ともあれ、誰も本音を言わなくなった社会なんて滅びへの道でしかないよね。