novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

「在日認定」という攻撃が攻撃として成立する社会

だからなに?で終わる話が終わらないのはなぜか。

bylines.news.yahoo.co.jp

まあ成立する要素は確かに結構ある。拉致問題とかを考えると敵性国家だろう北朝鮮もそうだし、何かと日本と対立する韓国だってそうだし、とにかく、あえて北朝鮮あるいは韓国籍を選んでいる背景は何か、ということが問われてしまう(前に考えなければならないのがなぜ日本にいるか、ではあるんだけど)。日本に対するネガティブな行動にコミットしていると見做されなければならない所以はないはずなんだけど、そう簡単には行かない。

でも、これ在日の人には悪いけど、在日じゃない人に在日認定するのは単に「非国民」の言い換えに過ぎないんだよねたいてい。そもそも在日じゃない人を在日と認定する時点で雑なわけで、雑な罵倒なんだよね。そんな雑さ加減の言葉に在日という概念を巻き込んでしまうこと自体が申し訳ないというかなんというかなんだけど。

端的に敵ということを表現してかつ相手のアイデンティティを貶めるという罵倒表現として、本当に在日かどうかってのは関係ないんだよね。それが罵倒になっていると思っている事自体が勘違いであると言いたいんだけど、社会というのは恐ろしいもので、特定の事例を集団に敷衍して考えてしまうという機能を持っている部分があって、だから拉致をする北朝鮮と関係がある在日と関係があるものはみんなアレみたいな思考を持つ集団が少なからず発生する。
で、本質的にはこれはアホの所業なので相手にされないんだけど、諸外国、もちろん日本も例外ではなく、政治の中枢近くにアホが食い込んだりすると事故が起こったりもする。ましてやインターネットで分断されていたはずのバカが群れるようになると色んな事が起きる。
インターネットのせいでバカが群れやすくなるのはもうどうしようもない部分があるし、これを権力で何とかすることは実際問題民主主義社会にとっては本末転倒になりかねないというジレンマもある。

だから少なくともインテリを自認する層ではこういうことは起きてはならないんだけど、立派な教育の成果として醸成されたエリート意識は実のところこういう思考にハマりやすい。もっと言うと、もしかしたら非合理な対立思考で低レベルな争いを繰り広げていたほうがジェノサイド的なところまでたどり着きくいのではないかとまで思ったりもする。ただし、それを繰り返していくうちに上から下までみんな理由もわからずバカになって押してはいけないボタンを押すに至ることもありえるんだろうなー。