そもそもエセってなんだろうってことなんだけど、元記事にこうある。
また、本来であれば、サブカルチャー好きを指す言葉である「オタク」というワードが対象とする範囲が、今の若者たちの間ではディズニーやももクロといったメジャーなカルチャーにまで使われるようになってきていることにも驚きます。
若者の間に「エセオタク」が激増しているワケ | さとり世代は日本を救うか? | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
ももクロ!ももクロってメジャーなカルチャーなのか!
的なね。
オタクってサブカル好きを指しているわけじゃないよね。これはシロクマ先生いわく
少数派のサブカルチャーだったオタクが、ポピュラーなサブカルチャーとして裾野を広げ、と同時に、オタクとしてのスタイルやアイデンティティの輪郭が融解した結果がこれなのだと思う。
という話に共感する。オタクは基本的にはスタイルなんじゃないかと思う。もっともこれも特定のカルチャーに対する侮蔑的な表現から始まっている(という論)を取ると拡大解釈なのかもしれないけど。
というかさ、「エセオタク」という言葉が語られるようになった現状こそがいよいよ本当に「オタクの死んだ日」なんじゃないかと思わなくもない。
とは言え、言葉としてはまだオタクと非オタクには断絶があるんだと思う。すなわち、カルチャーを受容する側にとってはオタクをポジティブとして取り扱っている人もいればネガティブに取り扱っている(自虐的な意味でね)人もいるけど、自分がオタクではないと思っている人は大抵ネガティブなワードとして使っているんじゃないかなあ。
一方で、例えば僕らの世代において「ジャンプ」はオタク文化ではない的な認識はあるよね。あるいは19時台までのアニメはオタクじゃない的なね。夕方アニメとか微妙か。